2024年 主演:黒木華 相身互い身(同じ境遇にある者同士が同情し助け合うこと)の小略語である相身互い。最近あまり使われない表現です。やさしい言葉ですよね。
あらすじ
ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)は、恋人・澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せずにいた。そんなとき親友の叶海(藤間爽子)を事故で亡くしてしまう。梓は叶海と交わしていたトーク画面に変わらずメッセージを送り続けるのだった・・。感想
親友を亡くし気持ちの整理がつかない梓が、様々な人たちとの運命的な出会いや、出来事によって、少しずつ前を向いていく・・という再生のストーリーですが、それだけではない絶妙な脚本。
織り込まれるエピソードたちはめぐりめぐって梓と優しくつながります。亡くなった叶海の両親や、古いピアノを持っている93歳のおばあさんも、すべてが全部意味があり、それらはちゃんと繋がり、相身互いで人は生きているのだと知ることになる。
だれひとり悪人がいないという、夢のようなお話ではあるものの、ゆったりとした演出によって、だんだんと気持ちが温まるのを感じました。
大人であればあるほど、人生を長く生きているほど、涙が出るポイントが増えていくと思います。どうしてわかるんだろう、私の気持ちって思っちゃうようなやさしいやさしい物語。
中條ていの原作小説の映画化。このお話に巡り合ってくださって本当にありがとうと言いたいです。
最後に・・あそこで「突っ張り棒」が出るか、という見事な脚本。映画を観た方は気付いたでしょうか。児童養護施設のあそこに設置されていたということは・・
ほんとうに最後まできめ細かく泣かせますね。
