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『フランケンシュタイン』感想/これぞギレルモ・デル・トロの世界だ

出典:映画.com

こんなにぴったり合うテーマがあったでしょうか。ギレルモ・デル・トロとフランケンシュタイン。中世にどこまで文明は発達していたのか深くは考えず、私たちはSFを見るよりも身近でファンタジーな世界を堪能することになります。

 

あらすじ

悲劇的な生い立ちのため、天才的な医師ではあったが常軌を逸しているヴィクター・フランケンシュタイン(オスカー・アイザック)。人間を作るという恐ろしい企ての果ての代償は、とてつもなく大きいなものになるとは知る由もなかった・・。

 

感想

物語が物語だけに、そりゃそうなるだろうなと思ってはいたが、やっぱり内臓系のぐちゃぐちゃしたものがふんだんに出てきて背筋がぶるぶるしっぱなしでした。

 

オスカー・アイザックはぐちゃぐちゃが平気なのか、と心配になりましたが、熱演していてそれどころではなかったのかも。

 

怪物役の俳優さんはジェイコブ・エロルディというとてもハンサムな方。長身が生かされていて適役だったと思います。もとの顔がハンサムだと、より怖い顔になるらしいとわかりました。

 

ストーリーはやっぱりデルトロだけあって、ただの怖いお話というだけで終わるはずがありませんでした。人は命を生み出して親となる。ですがすべての親が子供の本当の幸せを思っているかというと、実はそうではない。

 

身勝手な創造主と異形な姿となって生まれさせられた怪物、という普遍なテーマは、だんだんセリフが理屈っぽくなるなと感じさせつつも、わかりやすく展開していきます。わかりやすい、というのは、キリスト教のことがわからなくともわかりやすい、ということ。

 

怪物が誕生してからずっと最後まで、いや誕生させようなどと企てている時からずっと、心が怪物寄りだったのは私だけではないはず。本当の怪物は、まわりの人間たちでした。ただ、きれいな心の持ち主も何人か出てくるのが救い。まるで「シェイプ・オブ・ウォーター」の続きを見ているような気がしました。

 

 

 

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