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『アナザーラウンド』感想/この映画のクライマックスはミケルセンのダンスです

出典:映画.com

 

2020年 原題:DRUNK(デンマーク語で暴飲) Another Roundとは「皆でもう一杯!」という掛け声。

 

世界中で評価され、アカデミー国際長編映画賞を受賞。人生に疲れてきた中年の機微を描いた秀逸な作品です。

 

マッツ・ミケルセンが満を持してダンスを踊るシーンに、心をつかまれます。

 

あらすじ

高校教師のマーティン(マッツ・ミケルセン)と3人の同僚は、ノルウェー人の哲学者が提唱した「血中アルコール濃度を一定に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明するため、実験をすることに。

 

朝から酒を飲み続け、酔った状態で授業を行い、意外にもすべてがうまくいくマーティンたち。このまますべてがうまくいくと思われたのだが・・

 

感想

 

教師仲間同士で飲んでいたときに出た話で、この実験が始まります。ほろ酔いになると、うそのように生き生きと授業をし始める面々。

 

その後実験はエスカレートしていき、それぞれの家庭生活の問題を深くえぐり出すことにもなります・・

 

世界から絶賛されたこの作品。デンマークの高校生たちの愉快な生態を背景に、人生の後半に差し掛かった疲れた教師たちの悲喜劇が、本当においしそうなお酒たちとともに展開します。

 

飲むことって、人生だなあと、お酒好きな人は納得するかもしれません。

 

このテーマでこんなに深い物語ができたことに感心します。お酒だからこそかもしれません。

 

さらに北欧の佇まいのすべて、建物や室内の雰囲気や、人々の奥ゆかしく自然な会話。ファッション。そういうものにも終始癒されるのを感じました。行ったこともない場所なのに・・

 

そして、ラストのマッツ・ミケルセンのダンス。彼は俳優になる前はモダンバレエのダンサーでした。

 

お酒を飲みつつ、ふらつきながら、ピタっと足を止めて決めるなど、この数分のシーンは本当に圧巻でした。素晴らしい。

 

このダンスこそが、ラストに主人公が発したメッセージそのものです。それは深く強く、心に響きました。

 

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