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『たかが世界の終わり』感想

出典:映画.com

 

2016年 グザヴィエ・ドラン監督・脚本。カンヌ映画祭パルムドールを争いましたが、酷評もされています。

 

あらすじ

 

若手作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)は自分がもうすぐ死ぬことを知らせるため、長らく疎遠にしていた母や兄夫婦、妹が暮らす故郷へ帰ってくる。

 

しかし家族と他愛のない会話を交わすうちに、告白するタイミングを失ってしまい……。

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感想

 

グザヴィエ・ドランどうなんだろう

 

カンヌ映画祭のグランプリを獲得した作品ですが、巷ではグザヴィエ・ドランには賛否両論あり、いったいどうなんだろうという思いで鑑賞しました。

 

最初から最後まで、出演者のアップが繰り返され、家族の会話の応酬で幕を閉じるというこの作品。

 

久しぶりに会った家族との気持ちのズレと不穏な雰囲気。

 

「わかるわかる」という部分もありつつ、主人公のルイに対してもどかしさも覚えたのは私だけではないでしょう。

 

主人公になにかが足りない

 

フランスのどこかの田舎町の、普通の家族の食卓。家の中の匂いまで漂ってきそうな、丁寧な描き方だなと思ったのですが、

 

肝心のルイに対して、思ったほど感情移入できないのは、いったいどうしてだったのでしょう。

 

端正な顔立ちで病的な雰囲気もちゃんと演じていたのに、何が足りないのだろう・・

 

逆に、もしかしたら監督は主演俳優にことのほか感情移入しているかもしれないなと、考えているうちにとても思い当たります。

 

だとしたら、脚本は完璧だけど、監督の思いだけが独り歩きしたか。それについていけた人々は絶賛した。

 

しかしそうでない人もいたということですね。

 

インパクトが足りない

 

バンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、レア・セドゥなど名優が揃った家族との演技のキャッチボール。すべてを受け取る役割のルイは、この物語のカナメの存在。それだけに彼の演技はふつうに上手いぐらいではいけなかった。

 

もっとインパクトを残さなくてはならなかったと私は気づきました。

 

 

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