2024年 脚本:野木亜紀子 監督:塚原あゆ子 主演:満島ひかり 主題歌:米津玄師 これだけでじゅうぶんオールスターだけど、本編にはもっとゾロゾロ出ています。
あらすじ
ブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトのセンターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生した。
さらに、各地で同じような爆発が起こり、連続爆破事件へと発展する。
赴任間もないセンター長の舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)とともに、いきなり事件に巻き込まれる・・
感想
舟渡エレナという人物は、満島ひかりを念頭に置いた、いわゆる当て書きだそうです。
たしかにそうだろうなという役柄でしたが、それを本人満島ひかりはあまりピンと来ていなかったようです。
満島ひかりと言えば、演技がとてつもなく上手いと言われている女優さんです。でも自分を演じるようなことってどうだったんでしょう。もしこの役が彼女とかけ離れた難役だったなら、意外とその方が面白かっただろうなと思います。
この映画では、エレナの胸の奥の秘めたものを表現するために、浮いた感じのセリフとなる高度な演技をしていますが、高度すぎて一般人の眼で見るとただ浮いているようにしか見えません。
いつもの満島ひかりがそのままそこに居るだけなので、「大して演技してないのかな」と感じてしまいます。
さてこの当て書きは成功だったのか、微妙だったのか。
映画はヒットしたようですね。日本版シェアード・ユニバースっていうほどじゃないけど、ドラマ「アンナチュラル」「MIU」の人たちが出てきたときはわくわくしたし、そして物流業界の問題点にメスを入れたストーリーもスピーディでとても良かった。
ただ、映画を見に行った人が満島ひかりに期待していたものは、満島ひかりがどう豹変して出てくるかであって、満島ひかり自身でニコニコ出てきても、仮にそれが高度な演技であっても、なんだか肩透かしされた気分はぬぐえないだろうなと思います。