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あのとき見逃した映画は名作だったかもしれない

『スラムドッグ$ミリオネア』映画のあらすじ&感想/これは名作映画

2008年 アカデミー作品賞含め8部門受賞。インドが舞台のイギリス映画です。映画に新しい風が吹いてきたのを感じてワクワクした作品でした。 スラムドッグ$ミリオネア (字幕版)

あらすじ

インドで放送されている人気番組「ミリオネア」。スラム街で生まれ育ったジャマール(デーヴ・パテール)は、その最終問題に挑んでいた。

ジャマールは幼い頃、暴徒に母親を殺されていた。兄や同じ浮浪児のラティスという少女と3人で寝食を共にしていたが、怪しい施設に収容され、そこから逃げる途中でラティスとはぐれてしまった。

なんとか再会したが、ラティスは自由の身では無かった。ジャマールは彼女を取り戻すために大金が貰える番組に応募したのだった。

たまたまこれまでの人生経験で、問題に答えることができたのだが、最終問題のところでジャマールはテレフォンを選択し、兄の携帯を鳴らした・・。

感想

主人公のジャマール役のデーヴ・パテールは、一躍スターとなり、その後ハリウッドで活躍しています。インド系移民のイギリス人だとWikipediaには出ています。

この映画を見たとき、「これは素晴らしい映画だ」と感激したのを憶えています。物語の展開が早く、またインドという馴染みのない風景がとても新しく感じました。欧米の映画ではこれほどまでには感じない身分の差、貧富の差。そしてクイズ番組という題材。回想の形で語られるストーリー。何もかも新しい風に思えて、すごく感動。

でもそれはインドという大きな国の魔法だったかもしれない、としばらくして思ったものの、そういう魔法のような雰囲気にいざなわれて、作品賞まで取るっていうところが、すでにこの映画が素晴らしい映画だということかな、とも気付きました。

見逃している方、これは確かに映画史に残る映画です。