いい映画さがし

あのとき見逃した映画は名作だったかもしれない

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『浅田家!』映画のあらすじと感想/ニノでなくてはできない役

2020年公開 二宮和也主演。家族がテーマの作品で注目された写真家浅田政志の自伝をもとに、やはり家族をテーマに映画を撮り続ける中野量太監督がメガホンを取りました。 あらすじ 田家の次男・政志(二宮和也)は、父の影響で幼い頃から写真に興味を持ち、や…

『ライトハウス』映画のあらすじと感想/モノクロで際立つ2人の怪演

2019年 絶海の孤島の灯台で、ほぼ2人だけの芝居に圧倒される。灯台を見るたび思い出しそうです。 あらすじ ニューイングランドの孤島に2人の灯台守がやって来た。 ベテランのトーマス・ウェイク(ウイレム・デフォー)と未経験の若者イーフレイム・ウィンズ…

『TIME/タイム』映画のあらすじと感想

2011年 ジャスティン・ティンバーレイクが歌わずに頑張っています。「ガタカ」の監督らしい作品ですが、あれほど良くありません。 あらすじ 科学の進歩によってすべての人類は25歳で成長が止まり、腕に埋め込まれた体内時計が示す余命時間だけしか生きられな…

『特捜部Q 檻の中の女』映画のあらすじと感想/デンマーク発のサスペンス

2015年 デンマークのベストセラー小説を本国で映画化。北欧の重く冷たい空気感と、早いテンポがマッチした極上のサスペンスです。 あらすじ コペンハーゲン警察殺人課の刑事カールは、新設されたばかりの未解決事件班「特捜部Q」に左遷させられてしまう。 捜…

『ココ・アヴァン・シャネル』映画のあらすじと感想

2009年 オドレイ・トトゥ主演。アメリの時よりもずいぶん大人になりました。女性の服はどうあれば美しいかを自由な心で見抜いたココ・シャネル。そのデザイナーとしての資質が花開く前日譚です。 あらすじ 孤児院で育ったココ(オドレイ・トトゥ)は、施設を…

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』映画のあらすじと感想

2019年 ひょっとしたら、後年、ウディ・アレン監督の「晩年の凡作」とでも評されそうですが、私は惜しい作品だと思っています。 あらすじ 大学生のカップル、ギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)は、ニューヨークでロマンチ…

『インサイドマン』映画のあらすじと感想/内通者を意味するスラング

2006年 スパイク・リー監督 原題:Inside Man デンゼル・ワシントン、ジョディ・フォスター。 あらすじ マンハッタンの銀行で強盗事件が発生。警察、銀行強盗、両者とも譲らず神経をすり減らすような心理戦を展開する中、銀行の女性顧問弁護士(ジョディ・フ…

『コリーニ事件』映画のあらすじと感想/ドイツの歴史と司法の問題に切り込んだ秀作

2019年 ドイツの世界的ベストセラー小説の映画化。これは実によくできた力作です。往年の西部劇スターのフランコ・ネロが渋い。 あらすじ 新米弁護士カスパー・ライネンは、ある殺人事件の国選弁護人を担当することに。 それは、ドイツで30年以上にわたり模…

『ミッドナイト・スカイ』映画のあらすじと感想/地球の未来をジョージ・クルーニーが描く

2020年 Netflixオリジナル映画。ジョージ・クルーニー監督・製作・主演。地球の未来はわかっているのに「どうなるんだろう」と一応思います。 あらすじ 地球滅亡が目前に迫ってもなお、北極の基地に残る孤独な科学者オーガスティン(ジョージ・クルーニー)…

『アメリ』映画のあらすじと感想/オドレイ・トトゥが可愛い

2001年 フランス映画。オドレイ・トトゥの出世作。赤と緑を基調にした美術装飾が斬新でかわいい。 あらすじ 神経質な両親の元で育ち、空想の中で遊ぶのとこっそり悪戯するのが得意になったアメリ(オドレイ・トトゥ)。 22歳になり、モンマルトルのカフェで…

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』映画のあらすじと感想

2022年公開。グリンデルバルドがジョニー・デップではなくなった。しかしむしろ私はマッツ・ミケルセンにとても期待していたのでした。 あらすじ 魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュート(エディ・レッドメイン)が、恩師のアルバス・…