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『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』感想/私はお勧めします

2017年 原題:Rebel in the Rye これを直訳すると「ライ麦畑の反逆者」 邦題の「ひとりぼっちの・・」とかちょっといらない感じです。

ライ麦畑でつかまえて」の作者であるサリンジャーは謎の多い作家のようですが、何も知らずに見てもこの映画はぐっとくる作品でした。

あらすじ

1939年、作家を志し大学の創作学科に入学した20歳のサリンジャーニコラス・ホルト)は、大学教授ウィット(ケビン・スペイシー)のアドバイスで短編小説を書き始める。

出版社に断られ続けながらもようやく掲載が決定するが、戦争によって見送られてしまう・・。

 

感想

この映画の監督・脚本のダニー・ストロングは「大統領の執事の涙」の脚本家の人だそうです。どうりでぐっとくると思いました。

 

なぜかロッテン・トマトでは、はかばかしい評価ではないそうですが、それはきっとサリンジャーや「ライ麦畑でつかまえて」が特別な存在である人が多いということかもしれません。

 

何も知らずに観た者としては、非常に良い映画であるとしか思えないです。「ライ麦畑・・」について一切知らずに観たのに、見終わったらサリンジャーのすっかりファンになっていた、というほどでは無いにしても、サリンジャーという作家のたいせつな部分や、彼の作品たちが、ちゃんと1本の映画の中で散りばめられており、しかもサリンジャーを演じたニコラス・ホルトと、師とも言えるウイットのケビン・スペイシーが抜群に良いのです。

 

前半のセリフのやり取りも素晴らしいし、ケビンが朗々と放つセリフは「さすが上手いな」と思わせます。好き好きではありますが。

 

私が最高に感動したのは2人が最後に会い、別れを言うシーン。様々な思い、友情がこもったニコラス・ホルトの表情は忘れられない。

 

というわけで、世間の評価がどうでも、私はこの映画、かなりのお勧め作品だと思っています。