いい映画さがし

あのとき見逃した映画は名作だったかもしれない

『フィフス・エレメント』映画のあらすじ&感想/リュック・ベッソン監督の集大成

1997年 リュック・ベッソン監督の、私は最も完成された映画だと思っています。

あらすじ

2214年、地球に5千年に1度の危機が迫っていた。

タクシードライバーコーベン(ブルース・ウイリス)と、地球を救うというモンドシャワン星人の細胞から生まれた美女リールー(ミラ・ジョヴォビッチ)は宇宙へと旅立つ。映画com.

感想

グラン・ブルー」、「ニキータ」、「レオン」で80年代~90年代の若者に支持されたリュックベッソン監督。

それまでの流れとは違う、この作品はSF冒険活劇などと評されますが、私はそれまでの集大成と言えるほど完成されたSF映画だと思っています。

私は、映画はまず「面白いこと」がとても大事な要素だと常に思っています。

芸術的で前衛的で素晴らしい表現でも、「面白くないなあ」と思ったら元も子もないと。

その点この作品はとにかく面白い。展開が早く飽きさせないしクライマックスもかゆいところに手が届くかんじ。

また未来都市の造形も、キャストのビジュアルも、遊びがあって楽しいです。

リュック・ベッソンはしかしこの作品を頂点に、あとは少しずつ輝きを失っていったように思います。

個人的には、あの「グラン・ブルー」のこれ以上無いかっこつけたオープニングのわくわくを、いつかもう一度体験してみたいです。

この作品のあとヒロインのミラ・ジョヴォビッチと結婚し2年後に離婚したベッソン監督。

映画の中のジョヴォビッチはみずみずしい美しさにあふれ、彼女への愛情が画面から感じられます。

まるで、愛する女がいるといい絵が描ける画家のようですね。