いい映画さがし

あのとき見逃した映画は名作だったかもしれない

SF

『マトリックス』映画のあらすじ&感想

1999年 監督・脚本:ウォシャウスキー姉妹 斬新なストーリーと高度な撮影技術はその後の映画に大きな影響を与えました。 あらすじ AIがすべてを支配する世界。人間はみんな仮想現実の世界(マトリックス)で生かされていた。 しかしそのことに気づいたごくわ…

『デューン 砂の惑星 PART2』映画のあらすじ&感想

2024年 監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ これはティモシー・シャラメの映画と言ってもいいでしょう。壮大なCGと音楽、わきを固める役者さんもすごいのですが、ポール(ティモシー・シャラメ)が印象に残りすぎます。 あらすじ その惑星を制する者が全宇宙を制す…

『トゥモロー・ワールド 』映画のあらすじ&感想:映画界の何かを変えたターニングポイント的な作品か

2006年 アルフォンソ・キュアロン監督。長回しがこんなに効果的にみるものを惹きつける技法だとは。この映画が後世に残した爪痕は大きいと言えます。 あらすじ 人類に子供が生まれなくなった西暦2027年。何の目的もなく働いていた国家官僚のセオ(クライブ・…

『ゴジラ-1.0』映画のあらすじ&感想:ゴジラの声や足音、そして熱線の破壊力は映画館でなくては。

2023年公開。監督:山崎貴、主演:神木隆之介・浜辺美波。シン・ゴジラにこれまでと違う迫力を感じたのはもう昔のこと。VFXは進化している。これはもう絶対にスクリーンで観たほうがいいです。 あらすじ タイトルの「−1.0」の読みは「マイナスワン」。舞台は…

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』映画のあらすじ&感想:アカデミー作品賞だけどそんなにいいかなあ

2022年 2人のダニエルによるダニエルズ監督作品。ミシェル・ヨー主演。略称エブエブ。とてつもない映画ではあるが、テーマはシンプルな家族愛。 あらすじ 経営するコインランドリーは破産寸前で、ボケているのに頑固な父親と、いつまでも反抗期が終わらない…

『フィフス・エレメント』映画のあらすじ&感想/リュック・ベッソン監督の集大成

1997年 リュック・ベッソン監督の、私は最も完成された映画だと思っています。 あらすじ 2214年、地球に5千年に1度の危機が迫っていた。 タクシードライバーコーベン(ブルース・ウイリス)と、地球を救うというモンドシャワン星人の細胞から生まれた美女リ…

『ゼロ・グラビティ』映画のあらすじ&感想/キュアロン監督の渾身の一作

2013年 アルフォンソ・キュアロン監督 宇宙が舞台だが、人の再生の物語。こんなに引き込まれるとは思わなかった。 あらすじ スペースシャトルのメディカル・エンジニア、ライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士のマット(ジョー…

『ムーンフォール』映画のあらすじ&感想/つっこみどころ多いが娯楽作品としては合格ライン

2022年 Amazon Prime Videoで配信。月が落ちそうになるお話。いくらお金がかかってるのだろうか? あらすじ 原因不明の力によって月が本来の軌道から弾き出され、あと数週間で地球に激突するという驚くべき事実がNASA(アメリカ航空宇宙局)にもたらされる。…

『10 クローバーフィールド・レーン』映画のあらすじと感想

2016年 クローバーフィールド・ユニバースの一環として公開されたSFサスペンス。SFっぽいポスターですが、ちょっと趣は違っています。 あらすじ 恋人と別れた女性ミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は車を運転中に事故に遭い、気を失う。 気…

『ミッドナイト・スカイ』映画のあらすじと感想/地球の未来をジョージ・クルーニーが描く

2020年 Netflixオリジナル映画。ジョージ・クルーニー監督・製作・主演。地球の未来はわかっているのに「どうなるんだろう」と一応思います。 あらすじ 地球滅亡が目前に迫ってもなお、北極の基地に残る孤独な科学者オーガスティン(ジョージ・クルーニー)…

『囚われた国家』映画のあらすじと感想/エイリアンに支配された地球

2019年 展開がとても速いドラマ。好き嫌いがわかれるところでしょう。 あらすじ 地球外生命体(エイリアン)に侵略された2027年の地球。 「統治者」と呼ばれるエイリアンの管理下に置かれ、支配されたアメリカでは、全市民の身体にGPSが埋め込まれて死ぬまで…

『ガタカ』映画のあらすじと感想/今もなお人気の高いSF作品

1997年 イーサン・ホーク主演。カルト的な人気のある近未来SF。イーサン・ホークが若い。 あらすじ 遺伝子操作で生まれた“適性者”が社会を支配する近未来。自然出産で誕生したビンセント(イーサン・ホーク)は、“不適正者”として冷遇される人生を歩んでいた…

『DUNE/デューン 砂の惑星』映画のあらすじと感想/ティモシー・シャラメの繊細な美しさ

2021年 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。ティモシー・シャラメ主演。原作は1965年に発表された壮大なSF小説。1984年のデビッド・リンチ版との比較も一興。 あらすじ 人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家が治…

『アド・アストラ』映画のあらすじ&感想/何が言いたいのかよくわからない

2019年 主演・プロデュース ブラッド・ピット。壮大なSFドラマ。でもなんで宇宙? あらすじ 地球外生命体の探求に人生をささげ、宇宙で活躍する父(トミー・リー・ジョーンズ)の姿を見て育ったロイ(ブラッド・ピット)は、自身も宇宙で働く仕事を選ぶ。 し…

『デューン/砂の惑星(1984年)』映画のあらすじ&感想

1984年。デビッド・リンチ監督、カイル・マクラクラン主演。スティングも出ています。まったくまとまりのない失敗作として有名です。それはファイナルカットの権利をリンチ監督が有していなかったためと言われていますが、それだけ? あらすじ 西暦10190年。…

『ジュピター』映画のあらすじ&感想

2015年 ウォシャウスキーきょうだい脚本・監督。1億ドル以上の製作費をかけたSF超大作らしいです。 あらすじ シカゴで清掃員として働くジュピター(ミラ・クニス)は毎日の生活に疲れ切っていた。 幼いころに強盗に殺された天文学者の父が持っていた同じ望遠…

『2012』映画のあらすじ&感想

2009年 インデペンデンス・デイのローランド・エメリッヒ監督。ジョン・キューザック主演。すごいCGで迫力の映像。突っ込みどころはあれど、これはこれで満足。 あらすじ インドの若い科学者が地球内部の流動化が進んでいることに気が付く。さらに数年後の惑…

『グエムル-漢江の怪物-』映画のあらすじ&感想

2006年 ポン・ジュノ監督。韓国には怪獣映画の歴史が無いにもかかわらず、観客動員数1300万人を突破しました。 あらすじ 漢江の畔でお土産屋を営むソン一家。カンドゥ(ソン・ガンホ)はいつものようにうたた寝をしながら店番をし、客のスルメいかをつまみ食…

『第9地区』映画のあらすじ&感想/ちょっとグロいけど面白い

2009年 低予算ながら、見ごたえある映画。風刺も効いていて、展開も飽きさせない。グロいけれど癖になりそうな作品です。 あらすじ 1982年、南アフリカ・ヨハネスブルク上空に巨大なUFOが出現した。何も動きが無いため、調査隊が向い、中に踏み入ったところ…

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』映画のあらすじ&感想

2019年公開。なるほどなるほどこうなるか。すべて終わらせて夜明けが来る・・。映画 スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け ポスター 42x30cm Star Wars The Rise of Skywalker スターウォーズ レイ カイロ レン デイジー リドリー R2D2 R2-D2 C3PO [並…

『ディープ・インパクト』映画のあらすじ&感想/絵空事ではなく重厚な人間ドラマです

1998年公開。ミミ・レダー監督。同時期の「アルマゲドン」と内容が似ているので比較されますが、私は「似て非なるもの」だと思います。ディープ・インパクト (字幕版) あらすじ 高校生リオ・ビーダーマン(イライジャ・ウッド)はあるとき彗星を発見し、天文…

『12モンキーズ』あらすじ&感想/90年代に見逃した方必見

90年代は名作の宝庫です。 1995年公開。一口に言って難解な映画です。ただしモヤモヤ感は、あることを基準に考えるとスーッと消えていきます。 あらすじ 2035年 地球の人口の99%はウイルス感染によって死滅し、生き残った人々はどうにか地下に暮らしていた…

『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』あらすじ&感想/全くヒットしなかったけど

2017年 リュック・ベッソン監督 スターウォーズより前からあったフランスの漫画の映画化。ベッソン監督がずっと温めていたことが実現した映画です。ヴァレリアン 千の惑星の救世主(字幕版) あらすじ 28世紀、巨大な宇宙ステーションアルファには千を超える種…

『オデッセイ』映画のあらすじ&感想

2015年 原題:The Martian(火星の人) リドリー・スコット監督。マット・ディモン主演。ベストセラーの映画化です。オデッセイ(字幕版)(Amazonプライム) オデッセイという邦題は抜群だと思います。ホメロスの壮大な旅の叙事詩から、「2001年宇宙の旅」の…

『散歩する侵略者』映画のあらすじ&感想/笑えるぐらい突っ込みどころばかりだが面白い題材です

2017年公開。同名の舞台作品の映画化です。侵略者がそのへんを散歩しているという、面白い設定に惹かれて観ました。が、あまりの突っ込みどころにストーリーを忘れそうになりました。散歩する侵略者 あらすじ 鳴海の夫真治はしばらく行方不明になっていたが…

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』映画のあらすじ&感想/ゴジラの顔は違うけど

2019年公開。これぞゴジラ映画!ようやくハリウッドが本気を出してくれました。前作の「GODZILLA ゴジラ」から5年、ゴジラファンが納得できる作品がようやく完成しました。ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(字幕版) あらすじ 2014年のゴジラ来襲で息子を亡…

『スペース・カウボーイ』映画のあらすじ&感想/おじいさんたちの活躍

「運び屋」が良かったので、昔のもう少し若いイーストウッドが見たいと思い、これなら少しは若いかな、と選んだのがこれ。2000年の作品ですが、若いと言ってもやっぱりおじいさんでした。 スペース カウボーイ(字幕版) あらすじ フランクはアメリカ空軍のメ…

『パッセンジャー』映画のあらすじ&感想/ジェニファーが綺麗

2016年公開。批評家の点数はあんまりよくないようですが、肩が凝らない娯楽作としてはまあまあじゃないでしょうか。 パッセンジャー (字幕版) あらすじ 5000人の宇宙移民をのせた巨大宇宙船アバロン。あるとき小惑星軍の衝突でシステムが狂い、エンジニアの…

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』映画のあらすじ&感想/シリーズ最高傑作、と私は思います

1980年公開。「新たなる希望」から3年後を描いています。ハン・ソロとレイア姫が最高に魅力的だった作品と言えます。 あらすじ デス・スターを反乱軍に破壊された帝国軍の反撃は熾烈を極めていた。帝国軍のダース・ベイダーはルークを探し出すため、星々にド…

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』映画のあらすじ&感想/世界の映画界の新たなる幕開けでした

米国では1977年公開。ジョージ・ルーカス監督。日本では1年後の78年に公開されました。最初は「Star Wars」というタイトルでしたが、あまりにも人気が出てシリーズ化されることになったので、あとから副題がくっつきました。 スター・ウォーズ エピソード4/…