2008年 ベイトン・リード監督 ジム・キャリー主演 くるくる変わる顔芸は健在です。
あらすじ
銀行員のカール(ジム・キャリー)は3年前の離婚をきっかけに、何事にもノーとしか言えない、後ろ向きの毎日を送っている。
親友のピーター(ブラッドリー・クーパー)が婚約を決めるが、心から祝福できない。また職場での昇進話が流れてしまい、いっそう鬱々としてしまうのだった。
そんなある日カールは知人の勧めであるセミナーに参加し、「今後はイエスと言いなさい、そうすれば人生が変わる」と主催者のテレンスに言われる。
半信半疑でカールは何に対してもイエスと答えることにしたが、偶然にも若い女性アリソンと知り合いになり、また休日出勤したことで給料も上がった。
以来、アリソンと楽しい日々を過ごしつつ、すべてが前向きになってきたカールだった。
感想
まあ確かにこういうことはあるのかもしれないな、と思います。ノーノーと言い続けるよりも、イエスイエスと言い続けて前向きになるほうが人生は明るくなる・・と。
人それぞれ、落ち込んだ時に回復できるツールをいくつか持っているとは思います。お酒を飲んだり、友達と話したり、大声で歌ったり、また何か自分の好きなことに没頭するなど。
それでもどうしたらいいかわからなくなってしまうときもあります。何をしても裏目に出てしまい、そのうち何もやる気が起こらなくなってしまう。
この映画のように、イエス、と言い続けただけで、なぜかすべてがいい方向に向かうというような、そんな運命の逆転は起きないにしても、、どっちみちいいことないならイエスと言って前に進んだほうが、いくらかマシなのかもしれないとおもいます。
後ろ向きにつまづくより、前向きでつまづいたほうが、怪我が少ないし、ひょっとしたら次はつまづかないかもしれないですから。